藤元建設では建設事業の調査(設計)、測量、施工、書類作成、検査、納品という建設生産プロセスを、各プロセスから得られる電子情報を活用して高効率・高精度な施工を実現し、さらに施工で得られる電子情報を他のプロセスに活用することによって、建設生産プロセス全体における生産性の向上や安全・品質の確保を図ります。
これまで実施していた「測量」、「丁張設置」、「出来形チェック」等の業務が不要となり、大幅な生産性向上が期待できます。
また、メーカーの社内テストの事例によると、テストでは施工時間が41%短縮されることが確認されています。(熟練オペレータであれば、更なる短縮が期待できます)
本システムでは、3次元設計データを基に建設機械を高精度に制御するため、オペレーターの技術に左右されることなく、仕上げ面の精度向上が実現できます。
また、現場事務所や本社のパソコン上で作業状況をオペレーターと同じ画面で確認でき、遠隔アシストやデータ同期、仕上がり高さなどの進捗管理も可能となります。
丁張設置等が不要となり、オペレーターは最新のデータを確認しながら施工できるため、下記機械作業時の事故リスクを回避することができます。
いわゆる3Kのイメージが強い工事現場に本システムを導入することにより、情報化施工を駆使した先進的な生産現場へと転換させ、高効率・高品質かつ安全な生産活動を実現できます。また、情報化施工を活用して施工の進捗・管理状況を「見える化」し、透明性を向上させることにより、公共工事を広く知る機会を増やすことが可能となります。これらにより、弊社(建設産業)のイメージや認識の転換を図り、若年就業者にとって魅力のある企業(産業)へと転換していくことにより、将来の人材確保に繋げることができると考えています。
本システム導入により、オペレータに要求される高度な操作技術を支援することが可能となるため、若手オペレータの育成機関短縮による人材不足の解消が期待できます。また、施工の出来形・品質を施工と同時に数値で確認できるため、施工ミスの低減も期待できます。